国民の健康増進に対する要望が高まるにつれて、発育期の幼児、青少年、成人、老人等に対する運動指導を含めて地域保健の中でのスポーツ指導、運動指導について、医師の果たす役割はきわめて大きい。
地域社会において運動への関心が高まってきていることや、特定健診後の保健指導における運動指導が重要であることから、運動を行う人に対して医学的診療のみならず 、メディカルチェック、運動処方を行い、さらに各種運動指導者等に指導助言を行い得る医師として日本医師会が養成した医師。
1.日本医師会長は、日本医師会が定める講習科目に基づく講習会を修了したと認められる医師が健康スポーツ医の称号を申請した場合には、審査の結果に基づきこれを付与する。
日本医師会の定める講習科目は以下のとおりである。
前 期
後 期
2.健康スポーツ医は生涯を通じて資質の維持向上に努めることがきわめて重要である。この趣旨により、認定有効期限までに更新のための要件を満たした健康スポーツ医は認定証を更新できることとする。
更新のためには認定を受け登録された日から5年間に次の①②の要件(具体的内容については別に定める)を満たすことが必要である。
① 日本医師会が実施または承認した再研修会5単位以上受講修了(1単位は60分とする)
② 健康スポーツ医としての活動(学校、職場、地域等におけるスポーツ医学の立場からの指導・教育・診療活動等)